こんにちは、旅好きの皆さん!今日は山形県の魅力を存分に堪能できるフラワー長井線の旅をお届けします。今回は赤湯駅から今泉駅までの区間に注目し、この沿線に広がる素晴らしい見どころを紹介します。風情あるローカル線の旅をお楽しみください!


フラワー長井線とは
フラワー長井線は、山形県南陽市の赤湯駅から白鷹町荒砥駅までを結ぶ、全長30.5キロ、17駅をもつローカル鉄道です。
1988年10月25日に、旧国鉄長井線を第三セクターで継承し、現在に至ります。

赤湯駅(あかゆえき)
旅の始まりは、フラワー長井線の起点である赤湯駅です。赤湯駅周辺には、歴史ある赤湯温泉があります。開湯900年の歴史を誇るこの温泉地は、美肌の湯としても有名です。温泉街には、情緒あふれる旅館や美味しい郷土料理を楽しめるお店が並びます。特に、地元の名物「赤湯ラーメン」は、しっかりとした味わいのスープと自家製麺が絶品です。





南陽市役所前駅(なんようしやくしょまええき)
次に訪れるのは、南陽市役所前駅です。ここでは、南陽市役所のすぐそばに位置する「えくぼ通り商店街」を散策するのがオススメです。昭和の雰囲気を残すこの商店街は、個性的なお店やカフェが立ち並び、歩くだけで楽しいひとときを過ごせます。また、商店街の一角には、「南陽市観光案内所」があり、地元の観光情報を手に入れることができます。



宮内駅(みやうちえき)
3番目の駅、宮内駅は、南陽市の中心部に位置する駅です。
この区間最大の名所でありパワースポットが、ここから徒歩で行ける東北の伊勢「熊野大社」です。


熊野大社は、熊野三山に数えられる歴史ある神社で、縁結びの神様としても有名です。境内には立派な本殿や美しい庭園が広がり、訪れる人々に静かな癒しを提供してくれます。また、春には境内の桜が見事に咲き誇り、多くの参拝客で賑わいます。



特に夏は境内に風鈴が飾られ、とても涼しげ。

社殿裏の風鈴は、足元にミストが流れ、涼しくて幻想的な世界が広がります。

おりはた駅
4駅名はおりはた駅。おりはた駅周辺は美しい田園風景が広がっており、四季折々の風景を楽しむことができます。春には田植えが始まり、夏には緑豊かな田んぼ、秋には黄金色の稲穂、冬には雪景色が広がります。


おりはた駅周辺は旧来より養蚕や製糸産業が盛んで、駅から徒歩8分の場所には「鶴の恩返し」の伝説が伝わる鶴布山珍蔵寺があります。

梨郷駅(りんごうえき)
梨郷駅は、自然豊かなエリアに位置し、梨やりんごの栽培が盛んな地域です。駅から少し歩くと、果樹園が広がり、季節によっては果物狩りが楽しめます。特に秋には、甘くてジューシーな梨やりんごを自分で収穫する体験は格別です。新鮮な果物を味わいながら、自然の中でリフレッシュしてみてください。


西大塚駅(にしおおつかえき)
5駅めは西大塚駅。宮内駅の熊野大社に次いで、2番目の見どころと言っていいのが1914年(大正4年)の開業時に建てられた姿がそのまま残る駅舎です。

まるで大正時代にタイムスリップしたかのようなたたずまい。鉄道ファンならずとも、この駅に大興奮する事間違いなし!


今泉駅(いまいずみえき)
終点の今泉駅に到着しました。今泉駅は、山形鉄道とJR東日本の両方が利用できる交通の要所です。駅周辺には、歴史と文化を感じることができる「白兎神社」があります。白兎神社は、白兎(しろうさぎ)伝説が残る神秘的な場所で、うさぎの像や絵馬が多数見られます。神社の周辺には、自然豊かな散策路が広がっており、静かな時間を過ごすのに最適です。

米沢より延びてきたJR米坂線とフラワー長井線がここで一旦合流し、その先の旧白川信号場で再び分岐します。
しかし、2022年8月に発生した集中豪雨により、JR米坂線はこの先運休となっています。このまま廃止される恐れがあり、予断を許さぬ状況です。



まとめ
フラワー長井線の赤湯駅から今泉駅までの区間には、温泉地、歴史ある神社、果物狩りが楽しめる自然豊かなエリアなど、様々な魅力が詰まっています。ローカル線ならではのゆったりとした旅の中で、地元の人々の温かさや、美しい風景を楽しむことができました。
次の旅行先に、ぜひフラワー長井線沿線を選んでみてください。美しい風景と心温まる出会いが、きっとあなたの旅を特別なものにしてくれるでしょう。お読みいただき、ありがとうございました!
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