2025年、なぜ私たち庶民の食卓を支える「お米の値段」がこれほどまでに高騰しているのでしょうか?
表向きには「天候不順」や「国際情勢」が理由とされています。
しかし、本当の原因を知れば、あなたもきっと怒りを覚えるはずです。
そのカギを握っているのが、
堂島コメ平均(堂島コメ先物指数)の「上場」——
そしてSBI証券での一般取引解禁。
さらに、その背後にはかつて規制緩和の旗振り役だった竹中平蔵氏の存在があるのです。


堂島コメ平均が「上場」された意味とは?
かつて大阪・堂島で栄えた米の先物取引。
その現代版ともいえる「堂島コメ平均」が、正式に金融市場に上場されました。
これにより、お米という生活必需品が金融商品として、機関投資家や個人投資家たちの投機対象になったのです。
ただ食べるために必要な米が、「カネ儲けの道具」になった瞬間でした。
当然、需給とは無関係に投機資金が流れ込み、米の価格は乱高下。
一般消費者には直接関係ないと思われがちですが、
実際には卸値が影響を受け、スーパーに並ぶ米の価格もジワジワと押し上げられているのです。

SBI証券が取引を解禁したタイミングとは?
さらに問題を深刻化させたのが、SBI証券による堂島コメ平均取引の取り扱い開始。
ネット証券最大手のSBI証券が扱うことで、個人投資家の大量参入が始まり、取引量が爆発的に増えました。
市場のボラティリティは激化し、価格は「実需」とはかけ離れた動きを見せるようになります。
生活者が困る一方で、価格変動を利用して儲けるプレイヤーたちだけが笑う構図が作られたのです。

竹中平蔵氏とSBIホールディングスの関係
そして見逃せないのが、SBIホールディングスの社外取締役に竹中平蔵氏が名を連ねているという事実です。
竹中氏といえば、小泉政権下で規制緩和を推し進め、「自己責任社会」を作り上げた張本人といわれる存在。
そんな人物が、SBIの経営陣の一角に加わり、「米ですら市場原理に委ねろ」という流れを後押ししていると考えると……怒りを覚えずにはいられません。
なぜ今、「お米」という日本人の主食までが投資商品にされ、一般庶民が泣かされるのか?
その背景には、こうした政財界のつながりが深く根を張っているのです。


まとめ
米価高騰の裏には、堂島コメ平均の上場がある SBI証券が取引を開始し、個人投機マネーが流入 そのSBIホールディングスの社外取締役に竹中平蔵氏がいるという事実
米の価格は、もはや農家や自然だけで決まる時代ではありません。
私たちの食卓は、知らないうちに一部の権力者たちの手のひらで踊らされているのです。