東京メトロスタンプラリー完全制覇の南北線編。今回は白金高輪(しろがねたかなわ)駅。駅名の由来から、駅の歴史とスタンプの場所。名所をご紹介します。
白金高輪駅の歴史を紐解く
駅名「白金高輪」の由来
「白金」と「高輪」それぞれ別の由来があります。
「白金」は南北朝時代(1336~1392年)に大量の銀(しろがね)を保有し、「白金長者」と呼ばれた柳下上総助(やなぎしたかずさのすけ)の館があったから。館があった場所は現在の国立科学博物館附属自然教育園で、現在でも館跡を見ることができます。
「高輪」は高台で縄手道(まっすぐで長い道)があることから「高縄」と呼ばれ、これが転じて「高輪」になったといわれています。この縄手道は、現在も二本榎通りとして残っています。「縄手」というのは古代条里制の用語で、当時は田んぼの道を作るのに縄で測って区画していた。
白金高輪駅開業の歴史
白金高輪駅は、南北線の他、都営三田線が乗り入れています。
2000年(平成12年)9月26日、営団地下鉄(現東京メトロ)南北線の延伸及び、都営三田線の三田 – 目黒間開業に伴い開業し、現在に至ります。
白金高輪駅スタンプ攻略法
スタンプは改札外。駅事務室付近にあります。
駅構内図ではこの辺り。改札は1箇所なので難易度低めです。
まずは改札を目指します。
改札を出たら、左斜め方向の1番出口方面を目指します。
1番出口に向かう壁面にスタンプ発見!
スタンプの取得方法は、【2022年】目指せ完全制覇!東京メトロスタンプラリーの進め方をご覧ください。
白金高輪駅周辺名所・パワースポット巡り
白金高輪は高級住宅街として知られ、洗練された雰囲気と豊かな自然が調和するエリアです。都会の喧騒を忘れさせる静かな空間や、歴史の重みを感じられる場所が点在している白金高輪エリア。パワーチャージや歴史探訪にぴったりのスポットを巡ってみましょう!
①忠臣蔵の聖地、赤穂浪士大石内蔵助切腹の地
1箇所目は、大石内蔵助切腹の地(高輪大石良雄外16人忠烈の跡)
ここは赤穂浪士の討ち入りで知られる大石内蔵助(大石良雄)が切腹した場所です。
何気なく歩いていると、突如消火栓の看板の下に現れる歴史的な場所の案内板が!
1703年、赤穂浪士たちは主君浅野内匠頭の仇を討つために吉良上野介を討ち取り、その後幕府に捕えられました。内蔵助をはじめとする17人は、現在の高輪にあたる場所で切腹を命じられました。この地には、彼らの忠義と勇気を称える碑が立てられており、訪れる人々にその歴史を伝えています。
碑の周囲には、静かな公園が広がり、歴史の重みを感じながら散策することができます。特に春には桜が咲き誇り、美しい景色が広がります。観光名所としてだけでなく、歴史を学ぶ場所としても価値があります。
②赤穂浪士が眠る寺、泉岳寺(せんがくじ)
2箇所目は、①で切腹した大石蔵之介以下、赤穂浪士達が眠る泉岳寺。
歴史ファンにはたまらないスポットで、境内には赤穂浪士の墓が並んでいます。毎年12月14日には「義士祭」が開催され、多くの参拝者で賑わいます。静かな境内で歴史を感じながら、散策するのも一興です。
中門を抜けると、大石内蔵助の銅像がお出迎え。
お参りを済まして、御朱印をいただこうとしたところ、写経と交換との事。
本来御朱印は写経と交換が鉄則。4種類の写経用紙から選んで、為(願文)は自分で考えて書きます。
私は邪な願い全開で書いてしまいましたww
そして赤穂浪士のお墓へ、主君のために散った赤穂浪士とその主君浅野内匠頭の墓へお参り。
最近年末の風物詩だった忠臣蔵がテレビでやらなくなっているので、赤穂浪士を知らない日本人が多くなってるのが悲しいところ。
彼らを思い出す為にも、泉岳寺でお参りしてはいかがでしょう。
③ありがたさ全開!高野山東京別院
3箇所目は、東京のど真ん中にありながら、和歌山の山奥にある高野山にお参りができるというありがたいスポット、高野山東京別院です。
高野山東京別院は、真言宗の総本山である高野山金剛峯寺の別院として、1927年(昭和2年)に創建されました。東京のど真ん中にありながら、まるで別世界に足を踏み入れたかのような静寂と厳かな雰囲気が漂う場所です。都会の喧騒を離れ、心静かに祈りを捧げることができる場所として、多くの参拝者に愛されています。
本堂(ほんどう)
高野山東京別院の本堂は、重厚感のある伝統的な建築様式で建てられています。内部には、弘法大師(こうぼうだいし)空海の御影が安置されており、厳かな雰囲気が漂います。参拝者は静かに手を合わせ、心の平穏を取り戻すことができます。
大師堂(だいしどう)
本堂の隣に位置する大師堂は、弘法大師を祀るための堂宇です。境内には、美しい庭園が広がり、季節ごとの花々や緑が楽しめます。特に春には桜が咲き誇り、訪れる人々を魅了します。
まとめ
「白金」は南北朝時代に「白金長者」と呼ばれた柳下上総助(やなぎしたかずさのすけ)の館があったから。「高輪」は高台で縄手道(まっすぐで長い道)があることから「高縄」と呼ばれ、これが転じて「高輪」になったから。
白金高輪駅周辺には、歴史的な背景を持つパワースポットや静かな空間が点在しています。都会の喧騒を忘れ、心を落ち着けながら歴史に触れることができるこのエリアは、日常の疲れを癒すのに最適です。次の休日には、ぜひ白金高輪を訪れてみてください。
今回は、【2024年】東京メトロスタンプラリー完全制覇!南北線白金高輪駅を徹底攻略、をお送りしました。
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