首班指名選挙で高市早苗が過半数を取れなかったら?次期総理決定までのリアルシミュレーション

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自民党総裁に選出された高市早苗氏。

しかし、自民党が単独過半数を割り、公明党も連立離脱を表明した今、首班指名選挙で過半数を取れるかは不透明です。

もし高市氏が過半数を得られなかった場合、日本の政治はどう動くのか――。

本稿では、現実の各党の動向に基づく首班指名選挙のシミュレーションを行います。

🗳 首班指名選挙の基本ルール

首班指名選挙とは、衆議院と参議院でそれぞれ行われる内閣総理大臣の指名選挙です。

憲法第67条に基づき、衆議院で指名された候補が最終的に総理に就任します。

ただし、衆議院で過半数を得られなければ、上位2名による決選投票が行われることになります。

🧮 各党の「首班指名」想定候補

各党の「首班指名」想定候補
政党 首班指名での投票予定者(想定) 備考
自民党 高市早苗 現総裁。過半数確保が最大の焦点。
公明党 斉藤鉄夫 連立離脱を明言。党首に投票する方針。
立憲民主党 野田佳彦 経験と安定感を訴える中心候補。
国民民主党 玉木雄一郎 当初は独自路線。野党共闘の声もあるが本人は否定。
日本維新の会 未定(自主投票の可能性) 政策協議次第で高市寄りまたは自主投票。
共産党 田村智子 党首をそのまま指名する想定。
れいわ新選組 山本太郎 独自色が強く野党共闘の一翼を担う可能性。
社民党 福島みずほ 野党共闘に連携する場合あり。
参政党 神谷宗幣 独自路線での指名が濃厚。

⚖️ 仮定①:高市氏が衆議院で過半数を得られない場合

公明党離脱の影響で、自民党単独では議席が足りない状況。

もし維新や国民民主党が自主投票・棄権に回ると、高市早苗氏が1回目の投票で過半数を得られない展開となります。

この場合、決選投票が実施され、

高市早苗(自民) 野田佳彦(立民) の一騎打ちになる可能性が高いでしょう。

🧩 仮定②:決選投票の構図

決選投票の構図(想定)
陣営 想定される支持・協力勢力 解説
高市早苗陣営 自民党(基盤)、日本維新の会(一部)、参政党の一部 維新が政策次第で協力、参政は独立だが場合により接近。
野田佳彦陣営 立憲民主党、共産党、れいわ新選組、社民党 野党共闘で票をまとめる動きが強い。
中間勢力(キャスティングボート) 国民民主党、公明党(自主投票の可能性) 玉木(国民)は自主性を主張。公明は党首を固守し実質的棄権も。
その他 無所属議員・欠席・棄権票 数票の差で結果が変わるため影響が大きい。

注:上記は現時点の情勢を踏まえた想定表です。党内調整や当日の出席状況によって結果は変動します。

決選投票では、少数政党の票がカギを握ります。

もし国民民主(玉木雄一郎)や維新が最終的に野田陣営に回れば、野党連合による政権交代の可能性も出てきます。

⏳ 仮定③:過半数割れ・政治空白のリスク

決選投票でも明確な過半数が得られなければ、衆議院の議決が優先されるものの、与党内の造反や欠席が出れば流動的。

この場合、数日から1週間程度、職務執行内閣による暫定運営となる可能性があります。

その間、マーケットや外交対応への影響は避けられません。

🤝 仮定④:連立再編・政界再構築へ

高市政権が成立しても、公明党の離脱で**「過半数割れ政権」**となるリスクは依然高い。

逆に野田政権が誕生した場合も、立憲・共産・れいわ・社民の共闘が短期的な寄り合い所帯に終わる可能性が高い。

したがって、2025年秋の国会は、

自公分裂 自民・維新・国民による中道再編 野党連合による一時的政権樹立 という、いずれのシナリオも現実味を帯びています。

🧠 まとめ:政権選択の秋、鍵を握るのは中間勢力

高市早苗氏が過半数を得られなければ、首班指名選挙は史上まれに見る「混戦」となります。

特に、国民民主党・日本維新の会・公明党という中間3党の動きが決定的要因です。

この秋の首班指名選挙は、単なる「次の総理決定」ではなく、

戦後政治の枠組みそのものを揺るがす再編の幕開けになるかもしれません。

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