東京メトロスタンプラリー完全制覇の日比谷線編。今回は、数々の宝石店が立ち並ぶ宝石の町仲御徒町駅。駅の歴史とスタンプの場所、街の歴史をご紹介します。
今は無き地名がそのまま駅名に、仲御徒町駅の歴史
仲御徒町駅は日比谷線のみの駅となっていますが、御徒町界隈の他路線の駅と地下で繋がっている構造になっています。銀座線上野御徒町の記事で紹介しています。
1961年(昭和36年)3月28日、営団地下鉄(現東京メトロ)日比谷線の駅として開業したのが始まりです。
駅名の「仲御徒町」は、1964年(昭和39年)まで存在した周辺地名(現在の上野南東部に相当)に由来します。駅開業の時点では、町の名前がそのまま駅名となった形です。
2000年(平成12年)12月12日、都営大江戸線上野御徒町駅開業に伴い、同駅および上野広小路駅との乗り換え業務を開始し、今に至ります。
仲御徒町駅スタンプ攻略法
スタンプは改札内。中央改札付近にあります。
駅構図ではこの辺りです。
まずは中央改札を目指します。日比谷線中目黒方面の端っこに階段があります。
階段を降りて左を向いたら、すぐにスタンプが見つかりました。
難易度は超低め。スタンプをゲットして、すぐ次の電車に乗るのも余裕です。
スタンプの取得方法は、【2022年】目指せ完全制覇!東京メトロスタンプラリーの進め方をご覧ください。
なぜ御徒町(おかちまち)と呼ぶ?そもそもおかちってなんだ?地名の由来。
御徒町(おかちまち)は難読駅に度々登場する地名ですが、そもそもこの辺りがなぜ「おかちまち」と呼ばれるようになったのか。
それはズバリ!御徒がいっぱい住んでたから!
江戸時代、江戸城や将軍の護衛を行う下級武士、騎乗が許可されない武士である御徒(徒士 かち)が多く住んでいたことに由来します。
御徒町周辺は長屋に住み禄(現在の給与)だけでは家計をまかない切れず、内職をして生活していた下級武士がたくさん住んでいました。
見渡す限り宝石屋だらけ!仲御徒町駅周辺に宝石屋が集まっている理由
江戸時代から寺院の多い街として知られた御徒町。仏具などの飾り職人も自然と多く集まるようになり、さらに浅草・吉原、柳橋・黒門町・湯島・根津などの域街、色街に収めるための小間物(アクセサリー)などを作る職人や、刀剣に装飾をほどこす錺(かざり)職人も多く存在しました。内職していた徒士が、職人になったケースも多いのかも?
明治維新以降はそうした職人たちが宝飾品を作るようになり、宝石の街としての発展をとげていったのが理由です。
戦後は上野や御徒町に闇市が多く開かれ、そこで宝石などの売買が活発におこなわれたことも、御徒町に宝石関連店が多くなった大きな理由のひとつとして挙げられています。
御徒町から秋葉原にかけては職人の街。銀座線末広町駅の記事で、それにちなんだスポットを紹介しているので、是非ご覧ください。
まとめ
御徒町の御徒は馬に乗れない下級武士の徒士。その徒士が大勢住んでいたので御徒町。職人の街からいつしか宝石の街となった仲御徒町駅界隈を散歩してみませんか?
今回は、【2022年】東京メトロスタンプラリー完全制覇!日比谷線仲御徒町駅攻略、をお送りしました。
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