東京メトロスタンプラリー完全制覇の南北線編。今回は王子(おうじ)駅。駅名の由来から、駅の歴史とスタンプの場所。名所をご紹介します。
王子駅の歴史を紐解く
駅名「王子」の由来
元々王子周辺は「岸」と呼ばれていましたが、和歌山県の熊野神宮大社の、若一王子(にゃくいちおうじ)を分霊して、現在の王子神社(王子本町1丁目)に祀ったことで王子に改称されました。
つまり王子にあるから王子神社、ではなくて、王子神社があるから王子なのです!
王子と名のつく企業として、日本を代表する製紙会社、王子製紙がありますが、こちらは王子で創業したので王子製紙とのこと。
王子駅開業の歴史
王子駅は、南北線の他、JR京浜東北線、都電荒川線が乗り入れています。
王子駅の歴史は古く、現在のJR王子駅の前身が、1883年(明治16年)7月28日、日本鉄道上野-熊谷間(現JR高崎線)の開業と同時に開設されたのが始まりです。現在の東北本線で最も古い駅の一つとなっています。
1915年(大正4年)4月17日、王子電気軌道の王子 – 飛鳥山間開業に伴い、王子停留場が開業。こちらは現在の都電荒川線王子駅の前身です。
東京メトロの駅ができたのは比較的最近で、1991年(平成3年)11月29日、営団地下鉄(現東京メトロ)南北線開業と共に開業し、現在に至ります。
王子駅スタンプ攻略法
スタンプは改札外。駅事務室付近にあります。
駅構内図ではこの辺り。改札は1箇所なので難易度低めです。
まずは改札を目指します。
改札を出たら、右の4、5番出口方面を目指します。
駅事務室が見えてきたら、反対側にスタンプ発見!
スタンプの取得方法は、【2022年】目指せ完全制覇!東京メトロスタンプラリーの進め方をご覧ください。
王子駅周辺名所・グルメ巡り
王子駅周辺はJR線に沿って行楽スポットやパワースポットが目白押し!王子最大の行楽スポット飛鳥山や、地名の由来にもなっている王子神社などをご紹介します。
①昔懐かしガード下の立ち食いそば屋、きそば
散歩の前の腹ごしらえ、1箇所目は、数あるグルメスポットの中からあえて選んだ立ち食いそば屋、きそば。
場所は、JRのガード下、都電荒川線王子駅前、という鉄道ファンとしてはたまらないシチュエーション。
定番、天ぷらそばをチョイス。出汁が美味い!ワンコインでお釣りが来るのもありがたいです。
②新一万円の顔「渋沢栄一」のテーマパーク、飛鳥山公園
2箇所目は王子駅前最大の観光スポット、飛鳥山公園。
徳川八代将軍、ドラマ暴れん坊将軍でも有名な徳川吉宗が1720年に作らせた公園で、東京でも有数の桜の名所。そして6月は紫陽花の名所として有名な観光スポット。
紫陽花については、「6月は紫陽花の季節。都内で紫陽花見に行くならここ!名所5選」をご覧ください。
山の頂上には、普通に足で登るのもいいですが、無料で乗れる飛鳥山公園モノレール通称アスカルゴが便利。
公園内には、飛鳥山3つの博物館と呼ばれている施設があります。3箇所巡れば周辺の歴史が丸わかり!
入館料は3館共通券なら800円、別々に払った場合は3箇所合計1000円なので、200円お得!
まずは紙の博物館。王子は大手製紙メーカー「王子製紙」創業の地。紙の歴史、製法を学べます。
驚いたのは紙の原料の66%が古紙だったこと。丸めてポイしないように分別しないと。
次に北区飛鳥山博物館。王子駅周辺地域の歴史が学べます。北区民必見!
最後が、新一万円札の肖像でもお馴染み、渋沢栄一の全てがわかる渋沢資料館。
展示室への入り口には、新一万円札の肖像にもなった、古希(70歳)を迎えるにあたって撮影された写真がお出迎え。
資料館の後は、国の重要文化財である、青淵文庫(せいえんぶんこ)と晩香盧(ばんこうろ)を見学。
渋沢栄一が、設立に尽力した王子製紙(設立当時は抄紙会社)の工場を眼下に見守ることができるという理由から構えた邸宅の一部。豪華な内装にウットリ。
③王子の地名の由来になった王子神社
3箇所目は、王子の地名の由来でもある王子神社。
王子神社は東京十社の一つ。創建年月日は不詳ですが、鎌倉時代末期年間、当地の領主豊島氏が社殿を再興し、駅名の由来にもあるように、熊野新宮の浜王子より「若一王子宮」を改めて勧請・奉斎し、王子神社となったとの事。
東京十社については、【2022年】東京メトロスタンプラリー完全制覇千代田線編根津駅を参照ください。
ご利益は厄除け、家内安全、運気回生、子育大願という事で、七五三の家族連れが多く訪れていました。
御朱印は、直接御朱印帳に書いていただけました。最近書き置きが多いので、これはポイント高い!
④稲荷社の関東総社、王子稲荷神社
4箇所目は、関東稲荷社の総社である王子稲荷神社。
治承4年(1180)以前の平安時代の創建と言われ、関東稲荷総司と呼ばれる由緒あるお稲荷さん。
ご利益は、商売繁盛、火防守護、五穀豊穣。3箇所目の王子神社と比べると、規模は劣りますが、パワーはこちらの方が感じました。
御朱印は、直接御朱印帳に書いていただけました。やはり手書きはありがたい!
⑤ひっそりとたたずむ都会のオアシス、名主の滝公園
5箇所目は、公園内に滝がある珍しい公園。名主の滝公園。
江戸時代末期の安政年間(1854~1860)に、王子村の名主「畑野孫八」が自邸に開いたのが始まりで、“名主の滝”の名前もここからつけられています。
入園料は無料。水と自然の落ち着いた雰囲気。
園内最大の見せ場は男滝。滝から溢れるマイナスイオンを浴びて、癒されましょう!
まとめ
王子の由来は、若一王子(にゃくいちおうじ)を祀った王子神社があるから。
渋沢栄一ゆかりの地王子は、パワースポットと自然がいっぱいの場所でした!
今回は、【2023年】東京メトロスタンプラリー完全制覇!南北線王子駅を徹底攻略、をお送りしました。
コメント
王子神社と飛鳥山公園は行きましたね。
飛鳥山公園はマンホールカードをもらうために来たんだけど、結構広くて足ががくがくになりました。
博物館はまた来た時に、ゆっくり見させてもらいます。
で、私自陣の駅スタンプですが、111個になりました。
hiroさんはもう制覇したのかな?私も制覇に向けて頑張ります。
コメントありがとうございます☺️
私は108個です。単にスタンプ取るだけなら1日でクリアできるんですが、色々まわっているので、まだしばらくかかりそうです。
今年の秋ごろには完結したいところです😌