東京メトロスタンプラリー完全制覇の東西線編。今回は、毎年8月になると物議を醸す靖国神社のお膝元九段下駅。駅の歴史とスタンプの場所、駅付近の名所をご紹介します。
その名の通り、九段の下だった?九段下駅の歴史
九段下の名称は、市ヶ谷方面へ延びる靖国通りの坂「九段坂」に由来します。江戸時代、幕府は江戸城に勤務する役人ための屋敷を造りましたが、土地の勾配がきつく、石垣を9段も築いたことから「九段坂」と呼ばれるようになりました。現在「九段」の町名はなく、靖国通りを境に「九段北」と「九段南」に分かれています。
つまり、「九段下駅」の駅名は九段坂の下にあるから、に由来しています。
駅の歴史を紐解くと、
1964年(昭和39年)12月23日、営団地下鉄(現在の東京メトロ)東西線高田馬場 – 当駅間開通に伴い開業したのが始まりです。当初は終端駅でした。
1980年(昭和55年)3月16日、都営地下鉄新宿線の新宿 – 岩本町間開通。
1989年(平成元年)1月26日、営団地下鉄半蔵門線半蔵門 – 三越前間開通で、現在の形になっています。
九段下駅スタンプ攻略法
駅スタンプは改札外、駅事務室付近にあります。
駅構内図では、この辺りです。
まずは靖国神社・九段下方面改札を目指します。
改札を出て、右に折れるとすぐに駅事務室があります。この駅は珍しく、スタンプは壁ではなく、柱に貼ってあります。
改札を出てすぐですが、柱に貼ってあるのに注意しましょう!
スタンプの取得方法は、【2022年】目指せ完全制覇!東京メトロスタンプラリーの進め方をご覧ください。
九段下駅周辺の名所3選
九段下駅からすぐの名所を3ヶ所ご紹介。散策の参考にしてみてください。
①神社がオフィスビルと一体化!その歴史は1000年以上!築土神社
まず1箇所目は、駅からすぐの場所にある築土(つくど)神社。なんとも珍しい、オフィスビルと一体化している神社です。
歴史はかなり古く、天慶3年(940年)6月、江戸の津久戸村(現:千代田区大手町一丁目将門塚付近)に平将門の首を祀り、塚を築いたことから「津久戸明神」として創建されたのが始まりと言われています。
本殿横には、嘉吉元年(1441)頃、飯田町に創建されたと言われる世継稲荷神社があります。参拝すると子宝に恵まれるとか。
世継稲荷神社前にある社務所で御朱印をいただけます。オフィスチックになっているので、ホントに社務所?と思いそうですが、気後れせず行きましょう。
②日本を救った英霊たちに感謝。靖国神社
2箇所目は、日本人なら誰しも耳にした事があるはず。過去の戦争で殉死した英霊たちを祀る靖国神社。
創建は明治2年(1869年)明治維新以降の246万6千余柱の英霊が祀られています。
まず第一鳥居の巨大さに圧倒されます!
本殿までの参道は真っ直ぐ拝殿まで伸び、神聖な気持ちにさせてくれます。
拝殿横で御朱印をいただけます。直接御朱印帳に書いていただけるので、ありがたみが増します。
最近は御朱印に直接ではなく、書き置きタイプの御朱印も多く、御朱印帳と書き置きタイプの御朱印をまとめられる朱印帳フォルダーが販売されています。これはゲットしたいところ!
隣接する遊就館(ゆうしゅうかん)では、明治以降の戦争の歴史と、祀られている戦没者の遺影、兵器が展示されています。
中には特攻兵器が展示されており、一度訪れると、今の平和な日本のありがたみを感じずにはいられません。
③屋根に巨大な玉ねぎ。ライブの聖地日本武道館
3ヶ所目は武道館のみならず、さまざまアーティストが、ここでライブやったら一人前、と言われる日本武道館。北の丸公園内にあります。
旧江戸城の田安門から入るとすぐに、巨大な武道館がそびえます!
爆風スランプの名曲「大きな玉ねぎの下で」の玉ねぎは、この日本武道館の「擬宝珠(ぎぼうし)」と呼ばれる魔除けの意味を持つ宝珠を指します。
北の丸公園は、武道館でイベントが無ければ、人気が無く静かに自然を堪能できるので、散歩にはもってこい!オススメスポットです。
まとめ
九段下駅とは、その名の通り、九段の石垣の下にある駅だから。築土神社、靖国神社を参拝して、北の丸公園を散歩すると心落ち着くこと間違いなし!
今回は、【2022年】東京メトロスタンプラリー完全制覇!東西線九段下駅を徹底攻略、をお送りしました。
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