馬肉と言えば熊本を連想させますが、山形にも古くからの食文化として馬肉があります。山形市内にも何店舗か馬料理のお店がありますが、特にここ「うまや」さんが絶品。今回はこちらをレポートします。
山形の馬肉食文化
食レポに入る前に、山形の馬食文化についてご紹介します。山形県の置賜地方では平安時代末期には馬産地として知られ、年貢を馬で納めていたという記録が残っているそうです。まだこのころは、食用ではなかったようで、食べられ始めたのは江戸時代末期らしいです。いわゆる馬肉を「桜肉」と称したのは、どうも食べるのを禁じられている中で、ばれないようにした隠語のようですね。詳しくはこちらを参照ください。
お店のご紹介
山形駅から徒歩15分、七日町大通りから少し入ったところに、ひっそりと「うまや」さんの看板が。こじんまりとした店内は馬一色。小物に至るまで馬グッズのこだわりよう。
店主は元寿司職人ということで、新鮮な馬刺しの目利きには定評があるのでしょう。地元では有名なお店です。
早速馬肉料理を頂く
馬肉料理と言えば、馬刺しくらいしか思いつかないのですが、このメニューの数々。今回は、白鷹産馬刺し、桜肉のユッケ、桜肉のたたきをいただきました。
白鷹産馬刺し
馬肉料理の王道、馬刺しです。新鮮な生の馬肉で、臭みも一切なく、やわらかい食感で、今まで食べた馬刺しの概念を覆す美味しさです。マグロのトロよりも、こちらのほうが、とろけてしまうような感じさえします。ちなみに白鷹は山形の置賜地方にある町の名前で、わたしのいとこが住んでいる町でもあります。鮎のヤナバがあることでも有名です。
桜肉のユッケ
ユッケ好きの私としてはたまらない一品です。ユッケは近年の規制で、なかなか出せなくなっていますが、新鮮な生肉だからこそ出せる料理です。こちらもやわらかとろとろ、口の中でとろけます。
桜肉のたたき
生でも食べられる馬刺しを贅沢にたたきにした一品。ニンニクしょうが醤油でいただきます。他の魚のたたきは目じゃない美味しさです。
まとめ
普段めったに食べることの無い馬肉料理を、これでもかと堪能できました。
また山形に来たら必ず寄ろうと思います。最初に書いたように、ご主人が元寿司職人なので、今度はにぎりを食べてみようかと。
お店の詳細情報はこちらを参照ください。
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