東京メトロスタンプラリー完全制覇の丸の内線線編。今回は、その名の通りミョウガが栽培されていた谷だったことから名付けられた茗荷谷(みょうがだに)駅。駅の歴史とスタンプの場所、名所をご紹介します!


地域と拓殖大学の陳情から名付けられた茗荷谷駅の歴史
1954年(昭和29年)1月20日の丸ノ内線開業と同時に茗荷谷駅が開業。当初は隣の清水谷町にちなみ「清水谷駅」の予定でしたが、地域住民と駅付近にある拓殖大学が、所在地の茗荷谷から茗荷谷駅とする陳情を行い、小石川車両基地建設のため埋め立てた茗荷谷を記念する意味もあり「茗荷谷駅」に決定しました。



茗荷谷の名前の由来は、その名の通り、ミョウガが栽培されていた谷に由来します。
ミョウガは多湿で涼しい場所で栽培しやすいことから谷地が適しているといわれ、旧茗荷谷町は、小石川台地と小日向台地の間の浅い谷(下図矢印付近)が「茗荷谷」と呼ばれていて、江戸初期時代に茗荷が多く作られていたとされています。

茗荷谷駅スタンプの場所
スタンプは改札内、改札は1箇所で、池袋方面側にあります。

構内図でいうと、このへんです。

春日通り改札から池袋方面へ向かうと・・・

ホームへの下りエスカレーター付近にスタンプ発見!


スタンプの取得方法は、【2022年】目指せ完全制覇!東京メトロスタンプラリーの進め方をご覧ください。
茗荷谷駅周辺のオススメスポット2選
茗荷谷駅周辺でぜひ行ってみたいオススメスポットを2箇所ご紹介します。
結核で短い生涯を閉じた悲運の文豪、石川啄木終焉の地
本郷三丁目駅の紹介記事でも取り上げた、明治の文豪、石川啄木が亡くなったとされる、終焉の地が茗荷谷駅から徒歩8分の所にあります。




石碑の隣には小さな資料室があり、無料で見学できます。


年表からわかったのは、啄木は結核で26歳という短い生涯を閉じたのですが、啄木の死の前年に母親が結核で亡くなり、啄木の死の翌年に奥さんもまた結核で亡くなるという、家族もまた悲しい終焉を迎えていました。
現代医学では結核は治る病気ですが、当時は不治の病。啄木が今に生きていれば、と思わずにはいられません。
都会の真ん中に広大なジャングル!占春園(せんしゅんえん)で癒されよう!
茗荷谷駅から徒歩7分のところに、広大な敷地に自然豊かな占春園(せんしゅんえん)があります。


あの水戸黄門で有名な徳川光圀(みつくに)の弟・松平頼元が、1659年に屋敷を構えた庭園の名残。かつてはホトトギスの名所としても知られていました。教育の森公園側の入口に、日本では珍しいシロマツやダイオウショウがあります。

都会では味わえない田舎の山奥のような雰囲気。真夏ですと、聞こえるのは蝉の鳴き声。暑さも時も忘れて、ずっと居られる、そんな場所です。
無料で入れるので、自然に癒しを求めるには最適の場所です!


まとめ
茗荷谷駅はその名の通り、ミョウガ畑があった谷にちなんでつけられた名前。石川啄木終焉の地で、故人を偲び、占春園で自然とたわむれるのはいかがでしょう?
今回は【2022】東京メトロスタンプラリー完全制覇丸の内線編茗荷谷駅、をお送りしました。
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